仕事納め

あっと言う間に2ヶ月が過ぎ、本日をもって2022年の業務を終えた。今日は仕事といってもみんなでtatarという肉料理を食べてワインを飲んで、卓球大会をした。みんなの休みの予定を聞いたり、国でのクリスマスの過ごし方などの話に花を咲かせた。

帰り際には、クリスマスと新年を祝い別れた。男性とはグータッチや握手を交わし、女性とはハグをして見送る。ハグ待ちの列ができたり、日本にはない文化で面白かった。

 

10月からスイスに来てほとんど毎週どこかへ旅行に行き、多くの街を訪れた。もうチューリッヒに着くと「帰ってきた」と思っている自分に驚いた。

街として1番印象に残っているのは Bern。

旧市街が世界遺産に登録されていたり、この街に来た時が1番ヨーロッパに来たことを実感した。駅から出たときの感動は忘れられない。地面に入り口があるケラーやポルティコを有する街並みはとても美しかった。

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建築でいうと、Peter ZumthorのRoman shelterやBregenz Museum、そしてアトリエ。それらの建築はどの場所においても普遍的に享受できる環境に対して真摯に向き合うとこんな空間ができるのかと実感できるものだった。それを建てる以前にどこまで分かって、どのように検討しているのか謎は深まるばかりだったが体験できて良かったと素直に思う。本人と喋れたのも良い思い出だ。写真くらい撮っておけば良かった。

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それ以外にも、Peter Märkli の School and Sports complex in the Birch 、Enzmann Fischer の Zollhausはどちらもチューリッヒの建物で個人的に好みの建築だった。その建築自体の配置計画や、道に対しての建ち方、ファサードや内部空間、丁寧で緻密な細部、素直に建てられた良い建築だった。Zumthorのような感動的な空間を生み出す建築ではないが、人の影が見え営みを支える大きな建築であった。

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明日からは、一旦スイスをでてフランス、イギリス、アイスランドへ2週間の旅にでる。無事に帰って来れることを祈るばかり。

次は今年一年を振り返ろうと思う。